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学術広報セミナー「大学と社会をつなぐプレスリリース」を開催しました【12月2日(火)】

沙巴体育_大发体育娱乐在线¥投注官网7年12月2日(火)、学術広報セミナーをハイブリッド形式で開催し、研究のプレスリリースに関わる教職員を中心に38人が参加しました。

本セミナーは本学の研究成果を広く社会と共有するための「プレスリリース」について、専門的な内容を、一般の読者に伝わる形に整理?表現するための観点や技術について学び、身に付けるとともに、一方的な情報提供にとどまらず、社会との相互理解を深め、大学の社会的信頼の向上につながる広報活動を目指すため、広報室が主催しました。

はじめに、研究のプレスリリースを発信する側である研究者の立場から、沙巴体育_大发体育娱乐在线¥投注官网先端研究院長で地球深部ダイナミクス研究センターの入舩徹男教授が「研究成果のプレスリリース」と題して説明しました。リリース原稿の構成や記者説明会を開催する際のポイントなどが述べられ、これまでの経験に基づく具体的で実質的な内容に参加者は真剣に耳を傾けていました。

続いて、プレスリリースを受け取る側である記者の立場から、元 東京新聞科学記者の井上能行氏を講師にお迎えしてご講演いただきました。「プレスリリース『こう書いてほしい』と記者は思っている」をタイトルに、記者の目線から、プレスリリース資料に記載して欲しいことの説明がありました。記事にするためにはやさしい言葉で書く必要があり、そのためにも専門家ではない記者が理解できる程度にかみ砕いて説明することが大切であるといった基本的な話や、大きく取り上げてもらうためのテクニックなど、記者ならではの本音トークを交えたお話も聞くことができ、大変貴重な機会となりました。

セミナー後のアンケートでは「プレスリリースは単なる“研究紹介”ではなく、社会における研究の価値をわかりやすく報道する、いわば記者への翻訳作業のようなものとも感じた」、「報道関係者の見方はこれまであまり考慮していなかったので、プレスリリースする際は留意して行いたい」等、今後に向けた前向きな感想が多く寄せられました。

広報室では、今後も本学の多様な取組や成果を正しく広く発信し、学内外からの理解を高めることにより社会から信頼される大学になることを目指していきます。

<広報室>