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濵田圭司駐モザンビーク日本国特命全権大使が沙巴体育_大发体育娱乐在线¥投注官网を訪問しました【9月9日(火)】

沙巴体育_大发体育娱乐在线¥投注官网7年9月9日(火)、駐モザンビーク日本国特命全権大使の濵田圭司氏が、仁科弘重学長を表敬訪問しました。

仁科学長との面談では、沙巴体育_大发体育娱乐在线¥投注官网の光信一宏理事?副学長、小林修学長特別補佐、栗田英幸准教授らが同席し、記念品の交換と記念撮影が行われました。仁科学長からは、モザンビークとの長年にわたる学術交流の成果と今後の展望について紹介があり、大使からは本学の取組に対して高い評価が寄せられました。

続いて行われた実務者会談では、小林教授、栗田准教授の他、理工学研究科の森脇亮研究科長、防災情報研究センターの木下尚樹センター長、プロテオサイエンスセンターの高島英造教授と濵田大使との間で、モザンビークにおけるマラリア対策や防災分野における協力の可能性について意見が交わされました。専門的な視点から現地の課題に対する本学の貢献のあり方が具体的に議論されました。

その後、今回の訪問の主目的である特別講演を開催しました。会場となった城北キャンパスのメディアホールには、市内外から高校生を中心に85人が来場し、熱気に包まれた雰囲気の中で講演が始まりました。仁科学長による開会挨拶の後、濵田大使が登壇され、「外交官としての経験とモザンビークの重要性」をテーマに講演が行われました。

講演では、約40年にわたる外交官としての経験をもとに、外交の現場で得られた知見や、異文化に触れることの意義について語られました。モザンビークの豊かな自然や文化、日本との関係の深化に向けた取組についても紹介され、参加者の関心を引きつけました。外交官という仕事が、国と国との関係を築くスケールの大きな仕事であると同時に、現地の人々の暮らしや文化に深く関わることができる魅力的な仕事であることが強調されました。

講演の後半では、本学が長年取り組んできたモザンビークとの学術交流事業について、栗田准教授が紹介しました。ゲブーザ大統領(当時)の来訪や、2008年から続くルリオ大学との連携、同大学若手教員の受け入れ、日本人学生の派遣など、具体的な取組が示され、大学としての国際連携の意義が改めて確認されました。さらに、2014年には首都マプトにおいて、故安倍晋三元総理大臣とゲブーザ元大統領の立ち会いの下、柳澤康信元学長がルリオ大学、モザンビーク教育文化省、日本国際協力機構(JICA)とともに「学術交流に関する覚書」を締結した経緯も紹介されました。

質疑応答の時間には、高校生たちから次々と手が挙がり、濵田大使は一つひとつの質問に丁寧に答えられました。講演終了後も質問が続き、モザンビークという国に対する関心の高さがうかがえる場面となりました。参加した高校生の一人は、モザンビークへの関心が高まり、将来訪れてみたいとの意欲を語りました。講演が若い世代に国際的な視野を広げるきっかけとなったことが感じられました。

今回の訪問は、モザンビークとの学術交流をさらに深めるとともに、若い世代に国際社会への関心を広げる貴重な機会となりました。

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